どうもジジローです^^
PS5用に4K120Hzモニターの購入を検討していたんですが、軒並み10万円前後の価格設定でとても手が出せないです。
僕の場合PCでAPEX/PS5でエルデンリングをプレイする為に、PCとPS5兼用で使えるモニターを探してみてこちらを購入しました。
BenQ MOBIUZ EX2710Q
本記事では、PC・PS5それぞれでの使用感やサイズなどについてもレビューしていきたいと思います。
MOBIUZとは?
MOBIUZ(モビウス)とは、2020年9月にBenQが新たに立ち上げたゲーミングモニターブランドです。
ブランドコンセプトについては、これまで培った技術力をもとに「極上のゲーム体験を実現する」としています。
BenQといえばXL2411KやXL2546Kをはじめとする「ZOWIE(ゾーイ)」ブランドがあまりにも有名ですが、こちらはゲームの勝敗にこだわるゲーマーやeスポーツ選手といった、いわゆるプロ向けのブランドでした。
新ブランドMOBIUZでは、幅広いゲームユーザーに向けて高画質・高音質・より深い没入感を体験できる製品ラインナップを揃えています。
BenQ MOBIUZ EX2710Qについて
EX2710Qは、2021年9月にBenQから発売されたMOBIUZシリーズの27型ゲーミングモニターです。
特徴
・27インチWQHD
・165Hzの高リフレッシュレート
・応答速度1ms(MPRT)
・BenQ独自のHDRi技術
・treVoloスピーカーによる高音質サウンドシステム
・BenQ独自のアイケア技術
2019年に発売されたEX2780Qの後継機に当たるモデルになります。
IPSパネルを採用したWQHD(2506×1440p)解像度のモニターで、リフレッシュレートは165Hz対応。
周辺環境やコンテンツに合わせて、色彩や輝度・コントラストなどを最適化するBenQ独自技術の「HDRi」に加え、高音質な2.1chスピーカーによる「treVolo True Sound」オーディオシステムを搭載し、没入感の高い映像美とリアルな音響体験が出来る製品と言えます。
また目の疲れや頭痛軽減の為、ブライトネスインテリジェントプラス(B.I.+)技術やブルーライト軽減機能・フリッカーフリー技術の採用など、長時間プレイするゲーマーに配慮した「目に優しい」設計となっています。
ディスプレイの解像度を表していて、ざっくり言うと4kとフルHDの中間くらいの解像度にあたる。
高解像度なほど画像(映像)が美しく滑らかに表示され、表示出来る情報量(表示領域)が増える。フルHDと比べると約1.77倍。
4kよりPCへの負荷が軽く、フルHDより綺麗な映像が楽しめる良いトコどりな解像度。
スペック
製品名 | MOBIUZ EX2710Q |
---|---|
メーカー | ベンキュージャパン |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | WQHD (2560×1440) |
パネルタイプ | IPS・ノングレア |
輝度 | 250 cd/m² (HDR時400) |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms (MPRT) / 2ms (GtG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
アスペクト比 | 16:9 |
スピーカー | 2.1ch (2Wx2+5W) |
VESAマウント | 100 x 100 mm (3.94×3.94 inch) |
入出力端子 | ・HDMI2.0x2 ・DisplayPort 1.4 ・USB3.0ハブ(Upstream x 1, Downstream x 2) ・3.5mmヘッドホンジャック |
ティルト(上下) | -5°/15° |
スィーベル(左右) | 15°/15° |
ピボット | 非対応 |
高さ調整(mm) | 100 |
保証 | 3年間 ※液晶パネル/バックライトは1年間 |
価格※ | 55,454円 |
※2022年3月16日現在のAmazonでの出品価格
BenQ MOBIUZ EX2710Q
BenQ MOBIUZ EX2710Q 付属品&外観
パッケージ
付属品一覧
・MOBIUZ EX2710Q モニター 本体
・アーム
・台座
・背面ケーブルカバー
・電源アダプター
・電源ケーブル
・HDMI2.0 ケーブル
・DP1.4 ケーブル
・USB3.0 ケーブル
・取扱説明書/保証書類
組み立て
説明書に組み立て方が図解されていますが、見なくても分かるレベルで簡単です。
先ずはモニターにアームを取り付けます。
アーム先端の四角い部分に4つツメがついているので、モニター背面のくぼみに合わせてはめ込みます。
そのまま下ろすと「カチッ」と音がしてロックされます。
次はアームに台座を取り付けます。
台座をアームの根元に取り付け、台座底面のネジを締めます。
完成です。
外観
BenQ MOBIUZ EX2710Q 本体
全体はシルバーで統一されたデザインになっています。
台座にはMOBIUZのイメージカラーであるオレンジがあしらわれていて、ゲーミング感を感じますね。
背面の中央部分に5Wのサブウーファーが組み込まれています。
本体正面右下にHDRiの切替ボタンが配置されていて、ゲームHDRi・シネマHDRi・DisplayHDRi・オフを切り替える事が可能です。
モニター中央部にはアンビエント照明センサーが搭載されています。
ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)技術によって照明の明るさや周辺光を検知し、自動で輝度や色温度を調整してくれます。
設定用ボタン・スティック
モニター背面左下には、入力切替ボタンとメニュー操作用のジョイスティック、電源ボタンが配置されています。
正面からは見えませんが、そこまで扱いにくくはないですね。
入出力端子
端子類は背面中央部分にまとめられています。
左から順に…
・電源端子
・HDMI2.0
・HDMI2.0
・DisplayPort 1.4
・3.5㎜イヤホンジャック
・USB Type-B(Upstream) PC接続用
・USB3.0(Downstream)
・USB3.0(Downstream)
付属のUSBケーブルでPCと接続して、USBハブとして使用する事が可能です。
先代モデルであるEX2780QはUSB-Cだったので、使いにくさを感じる方もいるかと。
僕個人としてはワイヤレスマウスの充電ケーブルを接続するので、まったく問題ないですね。
付属するカバーはそれぞれのケーブルを端子に接続した後、装着しましょう。
アームにもスリットが入っているので、見た目がスッキリしますね。
ケンジントンロックも使えます。
BenQ MOBIUZ EX2710Q 可動域・サイズ感
MOBIUZ EX2710Qの可動域は以下の通り。
可動域
高さ調節は10㎝。
モニターの前傾・後傾(ティルト)はー5°~15°
首振り(スィーベル)は左右各15°
縦回転(ピボット)には非対応なので、縦画面で使用したい場合はモニターアームを導入しましょう。
VESA規格は100 x 100。
サイズ感
台座の横幅は約45.7㎝。
台座の奥行きは約25.2㎝。
台座を壁にくっつけた状態で、モニターの前面は壁から約19.7㎝になります。
現在のモニター環境
参考までに現状の僕のモニター環境を載せておきます。
使用中モニター
・ASUS TUF GAMING VG259Q:フルHD 24インチ IPSパネル 144Hz対応 PCゲーム、動画鑑賞用
・I-O DATA GigaCrysta EX-LDGC252STB:フルHD 24インチ TNパネル 75Hz対応 PS4用
※気になる方はリンクを下に掲載しておくので、チェックしてみて下さい。
上記のGigaCristaとEX2710Qを入れ替える形になります。
という事で、変化点としては
・24インチ → 27インチ
・フルHD → WQHD
ですね。
ASUS TUF GAMING VG259Q
I-O DATA GigaCrysta EX-LDGC252STB
BenQ MOBIUZ EX2710Q 良かった所
良かった点は以下。
作業スペースが広くなる
真っ先に感じたのは、作業スペースが広い事ですね。
24インチから27インチに物理的にサイズアップしただけでなく、フルHDの1.77倍の情報量を表示出来るWQHDの恩恵です。
フルHD表示と比べると文字が小さくなりますが、一度に多くの情報を表示して作業したいタイプなので、これは嬉しい。
HDRiでゲームも動画も超綺麗
モニター正面のボタンで簡単にHDRiモードを変更出来るんですが、ONにすると驚くほど色が変わります。
超綺麗。
Netflixで頻繁にアニメや映画を見るので、一旦HDRiを使ってOFFに戻すと「アレ?色薄い?」みたいになります。
もう戻れません。
PS5接続はダウンスケールで高画質に
PS5は現状WQHD(2560×1440p)に対応していない為、WQHD解像度のモニターに接続した場合、一部の例外を除いてフルHD表示となります。
しかし、EX2710Qは4K出力をモニター側でWQHDにダウンスケールして表示する事が可能です。
という事はつまり、4Kの映像をWQHDサイズに縮小して表示してくれます。
PS5の設定で確認すると4K(2160p)が選択可能になっていて、映像信号も4kで出力されているのが分かります。
実際にプレイしてみましたが文字潰れや映像の乱れはなく、綺麗な映像でゲームする事が出来ますね。
スピーカーがおまけじゃない
ゲーマーは基本ヘッドホンもしくはヘッドセットでゲームすると思いますが、動画鑑賞くらいは耳を休ませたくないですか?
ゲーミングモニターのスピーカーは音質悪い…みたいなイメージがあるんですが、2.1chスピーカーは伊達じゃないです。
サブウーファーで低音もなかなか良く出てます。
動画やゲームなどコンテンツに合わせた、5つのオーディオモードから選べるのも楽でイイですね。
ゲーム用機能も充実
165Hzで応答速度1ms(MPRT)とハイスペックなEX2710Qですが、その他にもゲームで使える便利な機能が搭載されています。
Black eQualizer
ゲーム内の暗くて見えにくい部分を見えやすくする機能です。
FPSで重要な索敵を有利に進める事が出来ます。
上の画像では分かりやすい様にオン・オフで表記していますが、実際には10段階で調節出来るので好みに合わせてレベルを変えると良いでしょう。
AMA(Advanced Motion Accelerator)
モニターの応答速度を高速化する技術の事で、残像感を低減する事が出来ます。
他メーカーだと、オーバードライブと呼ばれたりしてますね。
数値を上げ過ぎると逆に残像が残ってしまう、オーバーシュート・アンダーシュートという現象が起こるのでほどほどにしておきましょう。
0~3の4段階で設定可能です。
ブレ削減
公式サイトで特に説明がありませんが、ブレ削減はいわゆる黒挿入機能になるかと思います。
映像の間に黒フレームを差し込む事で、残像の少ないメリハリのある映像になります。
こちらもFPSゲームをするなら、ONしておくと良いですね。
BenQ MOBIUZ EX2710Q 気になる所
ちょっと気になる部分も少し。
ベゼルが…
ベゼル自体はかなり細いです。約2㎜。
ただ内側に非表示領域が約6㎜程度あるので、実質ベゼル端から表示領域までは約8㎜あります。
気になる人は気になるかもしれません。
台座が大きめ
モニターサイズが27インチともなると、やはり台座がそれなりに大きくなりますね。
奥行き20㎝のモニター台をデスク上に置いているんですが、余裕で足がはみ出ました。
台座自体がV字という特殊な形状で3点で支える事になるので、同じく奥行の狭いモニター台を使用している方は注意して下さい。
僕はデュアルモニターアーム導入を検討しています。
電源アダプターもデカい
電源アダプターがデカいです。
電源は出来れば内蔵型にして欲しかったですね。
しかし、電源が壊れてもアダプターだけ交換で済むなんてメリットもあるので、何とも言えない所。
以上が気になったポイントですが、基本的にはモニター性能に直接関わる部分での不満はありませんね。
BenQ MOBIUZ EX2710Q まとめ
MOBIUZ EX2710Qを実際に使ってみた感想は以下の通りです。
・高解像度で作業スペースも広々
・HDRiで動画視聴が捗る
・PS5でも使える
・ゲームで必要な機能は一通り揃ってる
・内蔵スピーカーが高音質
・非表示領域が気になる人いるかも
・台座やアダプターがデカい
・価格が高い(5万超え)
価格は高めですが、ゲーミングPCとPS5を接続して使いたいという方にはなかなか刺さるモニターじゃないかなと思います。
小さめのモニター台使っている方は、モニターアームも一緒に購入しておくと幸せになれますね。
BenQ MOBIUZ EX2710Q
今回の記事はここまでとなります。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m