どうもジジローです^^
今回はEndgame Gear XM1rのレビューをしていきます。
知る人ぞ知るEndgame Gearの名作マウス「XM1」の後継機にあたるゲーミングマウスです。
元プロゲーマーであるJohnny R.氏が製品開発に携わった旧モデルに対して、
- センサー:PixArt PMW3389→PAW3370
- メインクリックスイッチ:Kaillh GM 8.0採用
- ケーブル:柔軟性を維持したまま耐久性を向上
といった改良が加えられ、グレードアップしています。
CS(カウンターストライク)のレジェンドプレイヤー。
SteelSeries製ゲーミングマウスの名機、SENSEI・KINZU・KANAの開発に携わった事でも有名。
海外ではBest of Wired mouse(最高の有線マウス)と評される事もあるようで、本記事では使用感などについてレビューしていきたいと思います。
概要
2021年4月にEndgame Gearから発売された、有線タイプのゲーミングマウスです。
ドイツでゲーミングデバイスなどを販売するCaseking社が2019年設立した、比較的新しいゲーミングブランド。
前述のJohnny R.氏が製品開発に携わっており、海外のトッププロにも愛用者が多い。
同じくCaseking社が手掛けるゲーミングチェア「noblechairs」は、姉妹ブランドにあたる。
日本での正規代理店は株式会社アーキサイトとなっています。
特徴
- 名作ゲーミングマウスXM1の後継機
- 剛性の高いシェル構造
- 肉抜き加工なしで重さ70g
- クリック応答速度1ms以下
- PixArt PAW3370センサー搭載
- 耐久性が向上したパラコードケーブル「Flex Cord 2.0」
- 選べる2種類の表面仕上げ
- 専用ソフトウェアによるカスタマイズに対応
スペック
製品名 | XM1r |
---|---|
ブランド | Endgame Gear (エンドゲームギア) |
形状 | 左右対称 |
カラーバリエーション | ・ブラック ・ホワイト ・ダークフロスト ・ダークリフレックス |
接続 | 有線 USB2.0 |
ボタン数 | 6個 |
メインボタン | Kailh GM 8.0スイッチ |
クリック耐久 | 8000万回 |
センサー | PixArt PAW3370 光学式 |
CPI | 50-19,000CPI (50-10,000までは50刻み、10,000-19,000までは100刻み) |
ポーリングレート | 125 / 500 / 1000Hz(デフォルト) |
最大加速度 | 50G |
最大認識速度 | 400 IPS |
リフトオフディスタンス | 1mm(デフォルト)または 2mm |
ケーブル | Flex Cord 2.0 パラコードケーブル |
素材 | プラスチック(本体)、PTFE(スケート) |
表面処理 | ドライグリップコーティング(ブラック、ホワイト、ダークフロスト) グロッシーグリップコーティング(ダークリフレックス) |
本体サイズ | 約 122.14 × 65.81 × 38.26mm(L x W x H) |
本体重量 | 約 70g |
価格※ | 7,980円 |
※本稿執筆時点
XM1r
XM1r (ホワイト)
付属品&外観
パッケージ
付属品一覧
- XM1r 本体
- 予備マウスソール
- 取扱い説明書
外観
表面加工はドライグリップコーティングとグロッシーグリップコーティングの2タイプ。
今回購入したブラックモデルはドライグリップコーティングになっていて、しっとりとした手になじむ感触でしっかりグリップできます。
ドライは手汗をかいた時にグリップしやすく、グロッシーは乾いた状態でもグリップしやすいとの事。
本体形状は評価の高かった旧モデルのフォルムを継承し、左右対称・左サイドに2つボタンを備えた右手用となっています。
それぞれのボタンは以下の通り。
- メインボタン:Kailh GM 8.0スイッチ(クリック荷重: 55-60gf)
- スクロールホイール:Kailhタクタイルスイッチ(クリック荷重:70±10gf)
- サイドボタン:TTCマイクロスイッチ
メインボタンのクリック耐久は8,000万回で、クリック遅延は1ms(0.001秒)以下。
センサーはPixArt PAW3370にアップグレードされています。
中央下部に配置されたボタンを押す事でDPI変更、長押しするとポーリングレートを変更できるようになっています。
四隅には厚み約0.8㎜のマウスソールが配置されていて、素材はPTFE製。
形状の違う予備ソールが付属。
他のレビューなんかを見てみると「デフォの4点ソールだと角が立ってて滑りが悪い」みたいな意見もあるので、気になる方は交換してみると良いと思います。
ちなみにこちらも厚み約0.8㎜のPTFE製。
僕はというとエンジョイゲーマーという事もあり、特に滑りの悪さは感じませんでした。
ケーブルはFlex Cord 2.0と呼ばれる、旧モデルの柔軟性は維持しつつ耐久性を向上したパラコードケーブル。
ケーブル長は約1.85m。
マウスパッドと接触して操作感が変わるのを防止する為なのか、ケーブルが本体に対してほんの少し上向きに取り付けられています。
細かな部分ですがしっかり配慮されていて、さすがプロゲーマー監修といったトコロ。
本体の実測重量は約71gでした。
ソフトウェア
XM1rはベータ版のソフトウェアが配信されていて、DPIの変更やボタンカスタマイズが可能です。
日本正規代理店である株式会社アーキサイトのウェブページからダウンロード出来るようになっています。
ソフトウェアを起動するとトップページ表示かと思いきや、開いたページがそのままカスタマイズページになっています。
カスタマイズ項目は、
- 各ボタンへの割り当て
- DPI
- INPUT SELECTION ※現状RAW INPUTのみ選択可
- ANGLE SNAPPING
- RIPPLE CONTROL
- リフト オフ ディスタンス
となっていて、気に入った設定を保存する事も可能。
ANGLE SNAPPING・RIPPLE CONTROLはどちらも、マウスカーソルの動き(角度やブレ、揺らぎなど)を補正する機能で、ゲーム向けという訳ではないので、基本的にはOFF推奨です。
参考までにそれぞれON・OFFの比較は以下の通り。
・直線補正機能…マウスを縦・横など直線的に動かした際のポインタのブレを軽減する
ペイントで試したところ横は綺麗に補正されるけど、縦の補正は弱めな感じでした。
・高DPIに設定した際のポインタのブレ(ジッター)を補正する機能
DPIは12000でトライ。確かにギザギザが軽減されてますね。
使ってみた感想
つかみ持ちで持ちやすい形状
公式(日本正規代理店)サイトでも謳われている通り、つかみ持ち・つまみ持ちだとかなりグリップしやすいです。
僕自身つかみ持ちでマウス操作をしていますが、本体両サイドのくぼみの深さとお尻の高さが絶妙で、手の中で遊ぶ事なく快適に操作できますね。
ただかぶせ持ちするには高さ・長さが若干短い様な印象。手のサイズにもよりますが、指先が少し余ってしまうように感じます。
ボタンの操作感が良い
メインボタン・サイドボタン・ホイールの押し込みと、どのボタンも押し心地が快適です。
メインボタンはクリックすると、適度な反発があり連射もしやすく、極端に根本を押さない限りほぼ同じ感触で操作可能です。
ホイールの押し込みはメインボタンと比べると少し重めに感じますが、スクロールさせた際の誤爆は防ぐけど押し込む際の邪魔にならない丁度良いラインに設定されている感じ。
逆にサイドボタンはかなり軽めに設定されていて、個人的にはエイム中に押してもエイムがグラつかない調整がされているように思います。
それぞれクリックするとしっかりした感触と音が返ってくるので、押し心地が完璧ですね。
表面に指紋がめっちゃ付く
デメリットというほどではないですが、指紋がめちゃくちゃ付きやすいです。
グリップ力が落ちたりする事はないので、見た目が気になる人はクリーニング用のクロスを用意しておけば問題ないかと。
マウスバンジーはあった方が良い
XM1rに限った事ではなく有線マウスを使うなら、マウスバンジーはあった方が良いです。
マウスバンジーを使う事で有線マウスを、疑似ワイヤレスマウスとして使う事が出来るようになります。
一つ持っておくと色んな有線マウスに対応できるので、便利ですね。
まとめ
- つかみ持ちで持ちやすい形状
- ボタンの操作感が良い
- 低価格
- 指紋がつきやすい
- マウスバンジーはあった方が良い
考え抜かれた形状がつかみ持ちには最適で、有線マウスという事で価格もお手頃です。
プロゲーマーがプロゲーマーの為にデザインしたマウスなので、LEDライティングなどの派手さはありませんが、勝負に勝つ為のマウスを求めているならオススメです。
Endgame Gear XM1r
XM1r (ホワイト)
Razer マウスバンジー
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m