どうもジジローです^^
今回はSteelSeriesのワイヤレスゲーミングヘッドセット Arctis 7P+をレビューしていきます。
コンソール向けとして人気の高かった旧モデル Arctis 7Pと比べると、
・バッテリー持続時間が24時間→30時間にアップ
・USB-C急速充電に対応
・Macに対応
となっていて、使いやすくアップグレードされています。
15分の急速充電で3時間使えるって事で、とっさの時にも安心です。
PS5向けにデザインされているものの、PC向け新ソフトウェアのSonarが使いやすくてカスタマイズ性や音質・定位ともに抜群だったので、ワイヤレスヘッドセット探してる方はチェックしてみて下さい。
Arctis 7P+ 概要
Arctis 7P+はSteelSeriesから2022年2月に発売された、ワイヤレスゲーミングヘッドセットです。
特徴
・PS5 Tempest 3Dオーディオ対応
・様々なデバイスと低遅延2.4GHzワイヤレスで接続
・USB-C急速充電に対応
・最長30時間のロングバッテリー
・Discord認証済みのノイキャンマイク
スペック
製品名 | Arctis 7P+ |
---|---|
メーカー | SteelSeries |
ヘッドホン型式 | 密閉型 |
ドライバー | 40㎜ネオディミウムドライバー |
周波数特性 | 20Hz~20,000Hz |
感度 | 98 dBSPL |
マイク集音特性 | 双指向性 |
マイク周波数特性 | 100~6500Hz |
マイク感度 | -38 dBV/Pa |
接続方式 | 無線:2.4GHz(USB-C) 有線:3.5㎜(4極)プラグ |
バッテリー駆動時間 | 30時間 |
重量 | 358g(実測) |
対応機種 | PS5/PS4 PC/Mac Oculus Quest 2 Nintendo Switch Android |
価格※ | 23,079円 |
※2022年12月4日現在 Amazonでの出品価格
Arctis 7P+
Arctis 7P+ 付属品&外観
パッケージ
内箱
付属品一覧
Arctis 7P+ 本体
USB-C ワイヤレストランスミッター
モバイルオーディオケーブル
充電ケーブル
USB-C to USB-A アダプター
外観
Arctis 7P+ 本体
本体はPS5を彷彿とさせるカラーリング。
イヤーパッドはメッシュ製になっていて、かなり柔らかいです。
イヤーカップ下側に接続端子やボタン類が配置されてます。
マイクは伸縮式で本体に収納可能。
先端部分が光る様になっていて、ミュート時は赤く点灯。
ヘッドバンド部分はスチール素材で、伸縮性の高いスキーゴーグルバンドで調整出来る様になっています。
ワイヤレスドングルはUSB-Cなので、USB-AしかないPC使ってる方はアダプターを使いましょう。
重量
本体重量は358g(実測)となっています。
ソフトウェアのインストール
PCで使用する場合は、専用ソフトウェアでEQ調整などのカスタマイズも可能です。
公式サイトからダウンロードしましょう。
併せてヘッドセット本体の、ファームウェアもアップデートしておくと良いです。
※ファームウェアアップデートはヘッドセットと本体を、充電ケーブルで接続した状態で行います。
SteelSeries GG
Engine
表示されている中からデバイスを選択して、カスタマイズを開始します。
EQ調節をはじめ、電源ボタンの挙動変更・マイク音量の調整などもここで出来ますね。
ちなみにここで設定したEQは、ヘッドセット本体に記憶させる事が出来るのでPS5でも使用可能です。
Sonar
Sonarはゲーム内の特定の音を増幅したり、オーディオミキサー、マイクのEQ調節などが出来る新しいソフトウェアです。
初回起動時に画面の指示に従って、いくつか簡単な設定をします。
ゲーム音とチャット音声、マイク音をそれぞれ別々に調節可能。
ゲーミングタブではEQの細かな調節も出来ますが、APEXなどいくつかのゲームはあらかじめプリセットが用意されているので、それを元にさらに調節する事も可能です。
下の方にいくと、SPATIAL AUDIO(空間オーディオ)の設定なんかもありますね。
マイクやチャットについてもEQ調整をはじめ、ノイズ除去やノイズゲートの設定もあって、めちゃくちゃ多機能です。
Arctis 7P+ 使ってみた感想
全般
音質は若干高音より?なドンシャリ傾向に感じました。
ただ耳に刺さるほどのシャリ感はなく、長時間使っても特に聴き疲れはなかったです。
PS5・PCどちらも体感出来るほどの遅延や、音が途切れるような事もなかったので、接続は安定してますね。
デザイン的にもPS5とマッチしていてイイ感じ。
くわえて言うまでもないですが、ワイヤレス最高。ケーブルが無いって幸せ。
撃ち負けた悔しさのあまり頭のけぞっても、ケーブル抜けません。
装着感が軽い
358gという本体重量からは想像出来ないくらい、装着感が軽いです。
イヤーパッドが柔らかく、側圧をうまく分散出来ている感じですね。
長時間使用するとさすがに重さを感じるとは思いますが、ワイヤレスでこの装着感はかなり快適。
Sonarがヤバい
従来のEngineに加えて新ソフトウェアのSonarでは、聞こえる音の調整だけでなく、マイク音声の調整やゲーム・チャット音声のミキサー機能など、カスタマイズ性がかなり高いです。
ゲーム音・マイク音ともに、相当細かく音質調整出来ちゃいます。
あらかじめ用意されたプリセットも豊富で、その数なんと29種類。
しかもゲームに対応したプリセットは、プロプレイヤーの意見を取り入れているとの事。
プリセットをクリックするだけでパラメトリックイコライザーに切り換わります。各プリセットは、プロのプレイヤーとゲームクリエイターの意見を取り入れて、当社のエンジニアによって綿密に設計されています。ゲームで優位に立つため、または映画のような体験を得るためにプリセットをお試しください。
引用元:https://jp.steelseries.com/gg/sonar
個人的に「メチャクチャ分かりやすい!」と思ったのが、パラメータの上に表示されたバーの部分。
各帯域にどの音が対応しているか表示されてます。
「足音」を強調するならこの辺の帯域、「回復音」ならこの辺りみたいな感じで、聴きたい音をピンポイントで強調出来ますね。
右端の「▽」からプリセットが選べて、ゲームを変更すると表示も対応したものに変わります。
さらに、
という事なので、自分が今使っているヘッドホンやイヤホンのEQ調整が出来てしまいます。
SteelSeriesソフトウェア強すぎて、笑うしかない。
足音・定位感が抜群
試しにAPEXのプリセットを使ってみましたが、めちゃくちゃ足音聞こえます。
SPATIAL AUDIO(空間オーディオ)をONにした際の定位感も正確で、物陰に隠れた状態から「足音を頼りに飛び出し打ち」なんて事も出来るレベル。
FPSのサラウンドについては好みが分かれるところですが、チューニング下のスライダーをパフォーマンス側に寄せると、特有の残響感も低減できるので一度体験してみて欲しいですね。
ボリュームを触ってしまう
ヘッドセット装着時に結構な頻度で、ボリューム調整ダイヤルを触っちゃいます。
しかも回転がスムーズなので、音量が「でかっ!」「ちっちゃ!」みたいなことになりがち。
サイドトーンの調整ダイヤルや、ミュートボタンも触りがち。
僕の持ち方の問題もあるので、何とも言えませんがもう少し硬めの操作感でも良かったかと。
ワイヤレスドングルがでかい
PS5前面のUSB-Cに接続すると、すぐ上のUSB端子を潰してしまいます。
上の端子も使いたい場合は、延長アダプターを使って背面端子に接続しましょう。
構造的な制約もあるんだろうけど、PS5向けデザインというなら、ここは考えて欲しかった…。
Arctis 7P+ まとめ
ワイヤレスヘッドセットのストレスフリー感はやっぱり最高ですね。
ゲーミング用途としての音質・足音の聴こえやすさ・定位感についても高いレベルでまとまってます。
特にソフトウェアが優秀なのでPS5だけでなく、PC用にワイヤレスヘッドセット探している方にもオススメです。
Arctis 7P+
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m