どうせ配信するなら高音質が良い、どうもジジローです^^
今回はFIFINEのダイナミックマイク K688をレビューしていきます。
K688の主な特徴
- 単一指向性ダイナミックマイク
- USB/XLR 2つの接続に対応
- タッチ式ミュートボタン搭載
- ショックマウント/ポップガード内蔵
USB/XLRの両方に対応・ポップガード/ショックマウント内蔵といえば、当ブログでも紹介したSHURE MV7と似たような特徴を持つダイナミックマイクという事になります。
MV7は高音質でアプリも優秀なんですが、3万円という価格がネックで購入に踏み切れない人も多いハズ。
その点K688の価格は1万5千円…というか頻繁に行われてるセール狙えば、下手すると1万円でゲット出来ちゃう低価格設定。
本記事ではMV7との音質比較と併せてレビューしていきますので、是非チェックしてみて下さい。
中国に本社を置く2009年設立のオーディオメーカー。
マイク購入を検討する場合、一度は目にする事になる。
初心者でも手に取りやすい低価格設定が特徴で、かつ高音質な製品が多くAmazonなどでの人気も高い。
K688の詳細レビュー
スペック
製品名 | AmpliTank K688 |
---|---|
ブランド | FIFINE(ファイファイン) |
型式 | ダイナミック型 |
指向特性 | 単一指向性(カーディオイド) |
周波数特性 | 70~15,000Hz |
調整可能なゲイン範囲 | 0~+12dB |
感度 | -58±3dB |
最大音圧レベル | 130dB |
出力端子 | ・USB Type-C ・XLR ・3.5mm(ヘッドホン) |
価格※ | 12,409円 |
※本稿執筆時点 Amazonでの出品価格
パッケージと付属品
付属品は、
- AmpliTank K688 本体
- USB-C ケーブル
- 5/8″ 3/8″ネジ変換アダプタ
- ユーザーガイド
という内容。
マイクアーム/スタンドやXLRケーブルなんかは付属していないので、別途購入が必要です。
見た目はスタイリッシュでめちゃ軽い
外観はSHUREのSM7Bに似た形状で、なかなかスタイリッシュだと思います。
ゲーミングマイクという訳ではないので、RGBライティングなどの装飾はありません。
ショックマウントを含め材質はアルミ製っぽくて、持ってみるとめちゃくちゃ軽いです。
試しに測ってみた所、実測で約324g。
比較として測ったSHURE MV7が約556gだったので、相当軽いですね。
最低荷重が設定されたマイクアームだと、軽すぎて狙った位置に固定できない(軽すぎて勝手に動いちゃう)可能性があるので、注意が必要かも。
単一指向性のダイナミックマイク
指向特性は単一指向性(カーディオイド)なので、マイク正面の口元など狙った音だけを拾いやすくなっています。
取説によると音源からの距離は5~15cmがオススメらしく、近接効果狙いで口元に近づけて設置しましょう。
音源にマイクを近づけると低音が強調される現象の事。
指向性マイクに見られる現象で、無指向性マイクでは発生しない。
いわゆる「イケボ」になれるが、モコモコと若干こもったような音に聞こえる場合もあるので、モニタリングしながらの調整が吉。
コンデンサーマイクと比べると湿度や衝撃に強いダイナミックマイクなので、初めてマイクを導入する方でも管理がしやすいという点でオススメです。
接続端子はUSB・XLRあとヘッドホン
接続端子はUSBとXLRに対応しているので、オーディオインターフェースを導入出来ないPS5はUSBで、PCとはXLRで接続するといった使い方が可能ですね。
マイク側の接続端子はUSB-Cなので、ケーブル類を1本にまとめたい勢にとっては嬉しい限り。
また3.5㎜ヘッドホン端子もあるので、遅延ナシのダイレクトモニタリングも出来るようになっています。
ちなみに、
- タッチ式ミュートボタン
- 3.5㎜ヘッドホン端子
- マイクゲイン調整ツマミ
- モニター音量調整ツマミ
などの機能については、USB接続時のみ使用可能。プラグアンドプレイ方式なので、面倒な設定も必要なし。
しっかりしたショックマウントと外れやすいポップガード
ショックマウントとポップガードはこんな感じ。二つとも付属してるので初期投資が抑えられちゃいます。
ショックマウントは造形的にもしっかりしてるなーといった印象ですね。
ポップガードについても、ポップノイズや風切り音を防止するという意味では全く問題ないようですが、結構外れやすいです。
マイクアームに取り付ける為、マイク本体をクルクル回す遠心力で飛んでっちゃうレベル。
固定して使う方が大半だと思うので特に問題なさそうですが、頻繁にマイクを取り外したり持ち運んだりするなら、紛失には注意しましょう。
音質
音質についてはK688単体だと分かりにくいので、似た特徴を持つSHUREのダイナミックマイク MV7と比較してみました。
- 比較用マイク:SHURE MV7
- マイクアーム:Elgato Wave Mic Arm LP
- オーディオインターフェース:MOTU M2 ※XLR接続時のみ
- キーボード:Logicool G913 TKL リニア
距離による違い
破裂音の聴こえ方
タイピング音の聴こえ方
机からの振動・ノイズ
MV7にも負けない高音質
音源聴いてもらった方は分かるかと思いますが、XLR接続だとMV7に負けず劣らずな高音質ですね。
音質確認している最中に、MV7とK688の録音データ取り違えてないか何度か確認したほどです。正直驚きました。
ただUSB接続だとK688の方は、少しですが「サーッ」というノイズがあります。とはいえ、MV7と比較すると若干ノイズあるよね程度なので、チャットなんかで使う分には十分な音質です。
値段が倍以上違うマイクと音質で張り合えるってコスパ最強なのでは?
ショックマウントの効きが弱い?
気になったポイントとしては、タイピングしながら録音した際に机の振動からくるノイズが結構入っちゃってますね。
机を叩いた(いわゆる台パン)時にも、「ブォーン、ブォーン」といった感じで反響してます。
この辺りはショックマウントがしっかり振動を抑えられていないからじゃないかなぁ?という事で、設置する環境には配慮する必要がありそうです。
逆にポップガードは外れやすかったものの、しっかり仕事してますね。
まとめ
- MV7にも負けない高音質
- プラグアンドプレイで簡単設定
- ショックマウント/ポップガード付属でお得
- 安い
- マイクアームを用意する必要あり
- ショックマウントの効きが悪い
USB/XLR 2つの接続に対応してるので、今はオーディオインターフェース持ってないけど、ゆくゆくは導入したいって方にもオススメ出来るマイク。
ひと昔前と違い最近の中国ブランドは、品質がメキメキ向上してる割に低価格設定でコスパ高いデバイスが増えてますね。
マイク音質の向上狙ってる方は、チェックしてみて下さい。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m