どうもジジローで^^
今回はaudio-technicaのAT2040をレビューしていきます。
オーテクといえばコンデンサーマイク入門機の代名詞「AT2020」が有名ですが、今回レビューするAT2040はダイナミックマイクです。
コンデンサーマイクと比べて環境音を拾いにくいので、VCや配信にタイピング音やエアコンなどの雑音を入れたくない方にはオススメですね。
しかも指向特性はハイパーカーディオイドとなっています。
マイクがどの方向(角度)からの音を拾いやすいかを表す特性の事。
指向特性には大きくわけて無指向性・単一指向性・双指向性の3つがあり、ハイパーカーディオイドは単一指向性の種類のひとつ。
単一指向性はマイク正面からの音を拾いやすく、
- カーディオイド
- サブカーディオイド
- スーパーカーディオイド
- ハイパーカーディオイド
といったように分類され、下に行くほど音を拾う範囲が狭くなっている。
要するに口元をピンポイントで狙えて、雑音が入りにくいマイクって事です。
価格的にもコスパ良いと思いますが、マイク単品では使えないので必要なモノとあわせて解説します。
概要
特徴
引用:公式サイト
- 自宅にいながらスタジオクオリティの収音を実現
- 人の声の収音に最適なハイパーカーディオイド特性
- 不要な音を拾わない一体型ショックマウント
- クリアに収音できるポップフィルター内蔵
- 幅広く対応できるXLR出力
スペック
製品名 | AT2040 |
---|---|
型式 | ダイナミック型 |
指向特性 | ハイパーカーディオイド |
周波数特性 | 80~16,000Hz |
感度 | -53dB |
出力インピーダンス | 600Ω |
重量 | 615g |
価格※ | 11,000円 |
※2023年1月14日現在 Amazonでの出品価格
audio-technica AT2040
別途購入が必要な物
AT2040を使用するには下記の物が必要です。
- オーディオインターフェース
- XLRケーブル
- マイクスタンド・アーム
オーディオインターフェース
AT2040はXLR接続のダイナミックマイクなので、PCやスマホとの接続にはオーディオインターフェースが必要です。
AT2040をXLRケーブルでオーディオインターフェースと接続し、オーディオインターフェースとPCをUSBケーブルで接続する事で使える様になります。
MOTU M2
良い意味で価格に見合わない高音質と評判になったオーディオインターフェース。
ノイズが少なく操作も簡単、使いやすいです。
YAMAHA AG03MK2 (最新モデル)
言わずと知れたド定番オーディオインターフェース。
迷ったらこれ買っとけってくらい有名ですね。
旧モデルですが機能的には大きく違わないので、以下のレビューも参考にどうぞ。
XLRケーブル
XLRケーブルが付属していないので、こちらも別途購入が必要です。
下記リンクのケーブルがAmazon売れ筋1位のオーテクのXLRケーブル。
価格は約2,500円くらいですね。
ノイズ低減を考えて、金銭的に余裕があるなら上位版もあり。
金額的には上のケーブルの約2倍で5,500円くらい。
マイクスタンド・アーム
デスクに直置きするわけにはいかないので、スタンドもしくはアームも必須ですね。
自身の使用環境に合わせて選ぶと良いと思います。
僕はアームしか使った事ないですが、参考までに二つほどリンク張っておきます。
CLASSIC PRO CDA10B
上下アームの長さ30㎝くらいが多い中、クラシックプロは上下とも長さ約50㎝あります。
モニターの上を通す事が出来るアームで、価格が4,000円前後とコスパ抜群。
かなり長い事お世話になったアームです。
Elgato Wave Mic Arm LP
絶賛使用中のロープロファイルマイクアーム。
ロープロファイルを簡単に言うと「低い」という意味で、モニターの下を通すように設置出来ます。
ガジェット系ユーチューバーからの評価も高く、一時期は人気があり過ぎて購入すら出来ませんでしたね。
レビュー記事もあるのでどうぞ。
番外編:ショックマウント
ショックマウントは内蔵されていますが、完ぺきを目指すなら外付けも検討しましょう。
付属品&外観
パッケージ
付属品一覧
- AT2040 本体
- マウンティングクランプ AT8487
※本体に装着済み - 変換ネジ
- ポーチ
- 説明書類
外観
本体は金属製で質感高め、持つと結構ずっしりとしています。
マウンティングクランプは180°動きます。
AT2040はエンドアドレスタイプなので、赤丸部分に矢印の方向から音声を入れます。
カラオケマイクのように話しかけましょう。
ちなみにAT2020はサイドアドレスタイプなので、マイクを縦にした状態で赤丸部分に矢印の方向から音声を入れましょう。
接続端子はXLRなので前述のとおり、PCへの接続にはオーディオインターフェースが必要です。
持ち運べるようにポーチが付属しています。
内部のクッション性が高いので、衝撃をしっかり吸収してくれそうです。
マイクアームやスタンドのねじが合わない場合は取り付けましょう
AT2020で使用していたショックマウント AT8458aも取り付け可能です。
AT8458aを取り付ける際は、事前にマウンティングクランプを取り外しておいて下さい。
Elgato Wave Mic Arm LPにのせてみるとこんな感じになります。
なかなかカッコいいですね。
使ってみた感想
比較対象が欲しかったので、以下の機材を使用して聴き比べてみました。
- Shure MV7:ダイナミックマイク
- audio-technica AT2020:コンデンサーマイク
- MOTU M2:オーディオインターフェース
音質は期待以上
録音した音声を聞いてみるとAT2020より中・低音よりな音で、思っていた以上に高音質です。気持ちイケボになれます。
Shure MV7と比べると若干輪郭がぼやけた感じはありますが、しっかり聴き比べて分かる程度なので、チャットどころか配信に使っても全く問題ないレベル。
超個人的な感想言うなら、「イヤ、値段倍以上のMV7とそんな変わらんくね?!」です。
この高音質が1万円で手に入るのは、さすがaudio-technicaといったトコロ。
ポップフィルターがちゃんとしてる
内蔵ポップフィルターがしっかり機能しているので、「パピプペポ」などの破裂音に対してもポップノイズが入りにくいです。
気になって解体してみたら、マイク先端部にかなり分厚いスポンジフィルターが入っていました。
これは安心。
雑音を拾いにくい
やはりコンデンサーマイクと比べると、環境音は拾いにくくなってますね。
そもそもAT2040の指向特性がハイパーカーディオイドなので、マイク正面以外の音はかなり小さくなってます。
キーマウでゲームしながらボイチャする勢には持ってこいです。
ショックマウントは無くてもいいけど…
ショックマウントの性能を確かめるために、マイクアームにのせた状態でデスクをドンドンと叩いてみたんですが、少しだけノイズ拾ってます。
ただホントに少しです。台パンすると拾うかな?くらい。
普通にゲームしてる分には全く問題ないので、台パンチャーの方だけ外付け買いましょう。
まとめ
- 期待以上の高音質
- ポップフィルターがしっかりしてる
- 雑音を拾いにくい
- お手頃価格
- マイク単体では使えない
- 台パンするなら外付けショックマウント
ダイナミックマイク+ハイパーカーディオイドなのでエアコンなどの雑音を低減できて、ボイスチャットや配信でも使いやすいです。
AT2020で使っていたショックマウントなんかも流用できるので、コンデンサーマイクからの移行もアリですね。
使用に当たってはオーディオインターフェースやケーブルなど必要なものもいくつかありますが、音質は文句無しなので最初の1本にオススメです。
ダイナミックマイク使ってみたいなぁって方は要チェックです。
audio-technica AT2040
MOTU M2
XLRケーブル
Elgato Wave Mic Arm LP
AT8458a
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m