どうもジジローです^-^
あのRazerから「次世代のサラウンドサウンド」に対応した、ゲーミングヘッドセットが発売されているとの事で購入してみました。
Razer 「BlackShark V2」
国内で人気のFPS「Apex Legends」シニアオーディオディレクターが、「最適に機能する」とコメントしているみたいです。
という事で、本記事でレビューしていきたいと思います。
Razer BlackShark V2について
「BlackShark V2」はRazerから8月18日に発売された密閉型ゲーミングヘッドセットです。
特徴
・「Razer TriForce チタン 50mm ドライバー」採用
・高音質なカーディオイドマイク
・262gの軽量デザイン
・「THX SPATIAL AUDIO」対応
Razerのヘッドセットといえば丸みを帯びたデザインの「Kraken」が有名ですが、「BlackShark V2」は軍用ヘッドセットを模した、先代「BlackShark」のデザインを踏襲しており、武骨な印象です。
スピーカードライバーは新しく特許を取得済みの設計で、 3つのドライバーを搭載しているかのように高音、中音、低音をそれぞれ調整できる「Razer TriForce チタン 50mm ドライバー」を採用。
付属のUSBサウンドカードを使用しPCと接続する事で、「THX SPATIAL AUDIO」(高精度の立体音響とリアルな音質を実現する次世代のサラウンドサウンド)が使用出来、従来のサラウンドより優れた定位、より深い没入感でのゲームプレイが可能です。
現在の価格(2020年10月23日現在のAmazonでの出品価格)は12,980円となっていて、USBサウンドカードが付属している事を考慮すると、コスパの良いヘッドセットといえると思います。
同日に5,000円程度安い下位モデル「BlackShark V2X」も同時発売されていますが、こちらはUSBサウンドカードは付属しておらず、「THX SPATIAL AUDIO」にも非対応となっています。
また2020年10月7日には、「BlackShark V2」をワイヤレス化した「BlackShark V2 Pro」も発売されていて、価格は1万円程度アップしますが「THX SPATIAL AUDIO」に対応しています。
PCメインで使用を考えているのであれば「V2」もしくは「V2 Pro」、PS4やNintendo Switchメインで使用するなら「V2X」といった感じで、用途や予算に応じて選ぶと良いでしょう。
スペック
製品名 | BlackShark V2 |
---|---|
形式 | オーバーイヤー |
接続方式 | 有線 |
ヘッドホン周波数特性 | 12Hz~28KHz |
インピーダンス | 32Ω@1KHz |
ドライバー | TriForce チタン 50mm ドライバー |
マイク周波数特性 | 100Hz~10KHz |
S/N比 | 60dB |
感度 | -42dB V/Pa@1KHz |
集音パターン | 単一指向性 |
ケーブル長 | 約1.8m |
重量 | 約262g |
保証期間 | 2年間 |
価格※ | 12,980円 |
※2020年10月23日現在のAmazonでの出品価格
「BlackShark V2」
「BlackShark V2X」
「BlackShark V2 Pro」
Razer BlackShark V2 開封&外観
パッケージ
付属品一覧
①BlackShark V2 本体
②着脱式マイク
③USBサウンドカード
④キャリングポーチ
⑤クイックガイド類
外観
BlackShark V2 本体
ブラックとグリーンでカラーリングされていて、全体的に質感が高いです。
ヘッドバンド部分には「Razer」のロゴが刻印されています。
ヘッドバンドの内側には、表面がメッシュ素材のクッションが配置されています。
ヘッドバンドの長さは、金属部分を伸縮させて調整するようになっています。
イヤーパッドのクッションは、ヘッドバンド同様メッシュ素材になっていて、通気性がよさそうです。
イヤーパッドとヘッドバンド、どちらもクッションがとても柔らかく、長時間でも快適に使用出来ますね。
イヤーカップの中央には「Razer」のロゴマークが印字されています。
イヤーカップ左側のロゴマーク下にツマミが配置されていて、ボリュームの調整が出来る様になっています。
さらにその下側には、左からマイク端子、ヘッドホンケーブル(着脱不可)、マイクミュートボタンが並んでいます。
前述の通り、スピーカードライバーは新設計の「Razer TriForce チタン 50mm ドライバー」が搭載されていて、よりパワフルで鮮明な音質になっているそうです。
着脱式マイク
マイクは着脱可能で、風防用のマイクスポンジが付属しています。
ポップノイズ(息がかかる事で発生するノイズ)が抑えられるので、これは嬉しい配慮ですね。
専用ソフトウェアである「Razer Synapse」を介して、マイクブーストや音声の明瞭化、マイクイコライザー等をカスタマイズして、マイク音質を向上させる事が出来る様になっています。
マイク装着後
本体重量
マイク込みのヘッドセット重量は実測で約262gとなっています。持った時点で感じていましたが、軽いですね。
ケーブル
ケーブルは布巻で柔らかく、ケーブル長が約1.8mあるので、取り回しには困らなそうです。
接続端子
接続端子は4極3.5mmプラグになっていて、付属のUSBサウンドカード以外にも「MixAmp」やPS4等にも接続可能になっています。
USBサウンドカード
PCで付属のUSBサウンドカードを使用する事で、「THX SPATIAL AUDIO」(高精度の立体音響とリアルな音質を実現する次世代のサラウンドサウンド)が使用可能で、水平方向だけでなく上下方向の音まで聞き分けられるそうです。
USBサウンドカードはWindows 10対応となっている為、PS4やNintendo Switchでは使用出来ません。
Razer BlackShark V2 専用ソフトウェア
「BlackShark V2」をPCに接続し、専用ソフトウェア「Razer Synapse」でカスタマイズ出来る項目を確認していきます。
Razer Synapse
トップ画面
デバイスに「RAZER USB SOUND CARD」と認識・表示されているので、ここを選択する事でカスタマイズが可能になります。
サウンドタブ
サウンドタブでは、音量の調整が可能です。
ミキサータブ
ミキサータブでは、「THX SPATIAL AUDIO」のON/OFFや自動・手動の切り替え、アプリ毎のモード設定等が可能です。
基本的にゲームは「ゲームモード」になっていますが、個別に「THX 競技モード」や他のモードに切り替える事も出来る様になっています。
各モードのキャリブレーションも可能です。
強化タブ
強化タブでは、「低音ブースト」「音の正規化」「音声の明瞭度」の調整や各モードのイコライザーカスタマイズが可能です。
完全に自分オリジナルのカスタムモードも作成出来るようです。
マイクタブ
マイクタブでは、マイクイコライザーの調整やボイスゲート、ボリュームの正規化等の設定が可能です。
実際に使用してみた感想
「Razer BlackShark V2」を実際にゲームで使用してみました。
まずヘッドセットを装着してみて感じたのは、その「軽さ」と「快適な装着感」。
普段使用しているヘッドセットが、ゼンハイザーの「GSP 600」という重めなヘッドセットの為か余計に軽く感じました。
柔らかいイヤーパッドのおかげで側圧も優しく、しっかり耳にフィットして適度な遮音性でゲームへの没入感を高めてくれています。
音質についてですが、ゲーミングヘッドセットは低音が強調されがちですが、「BlackShark V2」はそう言った偏りがなく、高音から中音・低音までバランスよくクリアに聞こえました。
また付属のUSBサウンドカードを使用して、「THX SPATIAL AUDIO」を試してみましたが、定位に関しては普段使用している「MixAmp Pro TR」と比べると、建物内や距離感はより把握し易いと感じました。
マイク音質についても、ボイスチャットで使用しても問題ない音質です。
ただマイクと口の距離は、ある程度調整しないと割れたような音になってしまったので、気持ち離して使用すると良さそうです。
USBサウンドカードが付属して、13,000円程度の価格とこの性能であれば、かなりコスパの良いヘッドセットではないかと思います。
「BlackShark V2」
「BlackShark V2X」
「BlackShark V2 Pro」
今回の記事は以上となります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m